IPインターフォンとホームオートメーションの連携についてご紹介している連載「リモート時代のIPインターフォン」。
前回までで、IPインターフォンの入出力の活用法について触れてきました。
今回は、「IP」であることの意味について、DOORCOMを主宰する株式会社ディー・オー・エルの松井代表に話を聞いていきます。
IPインターフォンは、家の窓口として生活の質を向上させる
IPインターフォンは、ネットワークに接続できるインターフォンですが、いままでのインターフォンと比べると高価なことは否めません。
でも、DOLの松井さんは、それでもIPインターフォンにする価値は十分にあるといいます。
「インターフォンはどんな家でも必ず備えるものですし、来客が真っ先に触れるものという意味で、お家の顔でもあります。それに、いったん取り付ければ、故障しない限り10年以上交換することはないでしょう。であるなら、安心・安全で、優れた性能のものを取り付けたいですよね」(松井さん)
そして、IPインターフォンのよさは、単に便利あるいはカッコイイというだけではありません。人に優しいおもてなしを日常的に行ってくれるところにあります。
「IPインターフォンを取り付け、ホームオートメーションと連携させることで、クォリティの高い様々な演出が可能になります。弊社のDOLという社名はDesign Of Lifeの略ですが、その名前には、家の顔を窓口として、お客様の生活そのものの質を向上させるお手伝いをしたいという願いを込めています」(松井さん)
アイデアと工夫次第で魅力が何倍にもなる
たとえば、昨今は宅配便の荷物受け取りを宅配ボックスを通じて行うことが主流となりました。IPインターフォンとホームオートメーションを連動させれば、宅配ボックスに荷物が入ると手許のスマートフォンにメールが届くといったことも可能になります。
このように、施主、設計事務所、インテリアコーディネーター、電気工事業者の皆さま、その他ネットワーク系に従事されている方々の様々なアイデアと工夫次第で、IPインターフォンは、ただ応答してカギを開けるだけでなく、家の顔としての魅力がグンと増すのです。
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