IPインターフォンをホームオートメーションとの連携で考える連載記事を展開しています。
全開は、IPインターフォンの「入力」について説明しました。
今回のテーマは、IPインターフォンの「出力」です。
ホームオートメーションとの連携で執事のような動きも
IPインターフォンには、リレー出力(電流ON/OFFで切り替えるスイッチのようなもの)があります。カギが動作したことを信号として外に伝える……それ自体は、単純な機能です。
ところがこれを利用して、クレストロンなどのホームオートメーション機器と連動させると、様々なことが可能になります。
たとえば、「門のカギが開いたので、エレベーターを1階まで下ろしてスタンバイさせる」といった連携が可能になります。これはまさにスマートホームならではのIPインターフォンの使いこなし方ですね。
複数出力を活用するともっとマルチに使える
また、IPインターフォンがリレー出力を複数持っている場合には、IPインターフォン自体にプログラムを施すことで、入場者毎に特定の出力だけを動作させることもできます。
Aカードはリレー1、Bカードはリレー2・・・・・・といったように使い分けができますし、カード毎に使える曜日を指定することも可能です。
これを利用すれば、リモートオフィスの従業員を管理するのに便利です。そのほか、貸別荘の入退室管理などにも使えますね。
ちなみに、「Akubox R29C」はリレーを3つ備えています(R20Aは2つ)。対する「2n」は2個です。
接点はふたつあればいいという考え方もありますが、お客様の中にはオートロックでもカギを閉じ込めるのがイヤで施錠も自分でしたいというニーズがあったりして、2つでは足りないことも。接点は多い方が便利ではあります。
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