前回は、IPインターフォンとは何か? について説明しました。
IPインターフォンは、IoT(モノのインターネット Internet of Things)を前提とするSUITE Smarthomeとも親和性が高く、すでに多くのお客様に提案させていただき、ご活用いただいています。
ここでは、SUITE Smarthome推奨のブランドの一つ「2N(ツーエヌ)」のIPインターフォンをご紹介していきます。
2N社は、チェコのプラハに本社を持ち、1991年創業。ヨーロッパではSIP(通信プロトコル Session Initiation Protocol)をベースとしたIP インターコム(インターフォン)を中心としたサービスで、IPインターフォン市場ナンバーワンを誇るハイエンドメーカーです。
ちなみにここで出てくるSIPとは、私たちにおなじみのLINEやFacebookでも電話機能として用いられている身近な技術です。
メーカーに依存しないオープンなIPで動作する汎用性を持ち合わせており、コントロール4、IFTTT、Savantといった様々なブランドの製品で稼働。最も厳格な国際基準に準拠し、高い信頼性を備えています。
もちろんSUITE Smarthomeがベースとするホームオートメーションシステム、クレストロンともパートナーを組み、クレストロンタッチパネルとも互換性があります。
2NのIPインターフォンは、前回ご紹介したように、マンションの入口で使うような集合玄関機のほか、室内モニター、玄関子機を用意しますが、モバイルアプリを使った通話や制御も可能です。
具体的には、Crestron Pyngというアプリがホームオートメーションとしての連携を果たしてくれます。
また、クレストロンのアプリを使わなくても直接ネットワーク上から呼び出すことが可能。ブラウザから2N IP Soloを検索し、ネットワーク上で設定もできます。
家の玄関で2NのIPインターフォンが押されると、最大16のクレストロンタッチパネルが鳴ると同時にカメラで来客の映像が出ます。
そして、応答するか否か、応答する場合次に取るべき行動のメニューが自動的にポップアップで開きます。
そして、これまでのインターフォンと決定的に違うのは、
・広角でクリアーなカラー映像と、騒音下でも明瞭な音声
・オートロックと連動
・AXIS社など監視カメラと連携
ですから、必要な監視とともにホームセキュリティもこれさえあれば安心なのです。
なお、インターフォンや子機との接続をLAN配線で行う場合、電源供給を伴うPOEハブを使えば、従来の2線式インターフォン同様、ACアダプターなどの給電を別途行う必要がありません。
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