前回は、「スマートホーム」という概念について、さまざまな立場からの使われ方をご説明しました。
今回は、前回でも少し触れた、最近にわかに脚光を浴びている「スマートスピーカー」と、それと組み合わせることで人気の「家電リモコン」についてご説明します。
(1)スマートスピーカーとは?
「スマートスピーカー」(最近では、『AI』概念の流行で『AIスピーカー』などともいいます)とは、インターネットに接続することで、音声認識やAI機能でハンズフリー操作ができるスピーカーです。Amazon Echo、Google Home、LINE Clovaのほか、Amazon Alexa対応のSONOSなどが発売されています。
▲左から、LINE Clova Mini DRAEMON、Google Home Mini、ラトック家電リモコン、Amazon Echo Dot(第2世代)
これらのスマートスピーカーは、単体でもハンズフリー操作を使って各社が提供するオンライン上のいろいろなサービスを受けられます。
(2)家電リモコンとの組み合わせ
ただ、「スマートホーム」機能を発揮するためには、インターネット経由で様々な家電に操作信号を送るいわゆる「家電リモコン」と組み合わせる必要があります。
すると、これまで自宅で使っていた多くの家電を動かす便利なツールになります。
すでに各社から発売されており、ラトックシステムのスマート家電コントローラや、NatureのRemo、グラモのiRemoconなどがあります。
▲ラトックシステム RS-WFIREX3(左)と小型化された新型RS-WFIREX4
スマートスピーカー&家電リモコンのコンビを導入すると、「テレビ」「エアコン」「照明」といった家電ひとつひとつを、個別のスイッチや赤外線リモコンで操作しなくてよくなり、とても快適で便利です。
その点は、SUITE Smarthomeの推進する「スマートホーム」と方向性は同じ。
でも「家電リモコン」は、複数の赤外線リモコンをひとつにまとめるこれまでの赤外線学習リモコンが、インターネット接続できる学習リモコンに置き換わったにすぎないというべきです。
それでは何が違うのでしょう?
この点こそが重要で、次回詳しくご説明します。
<今回のまとめ>
・スマートスピーカー+家電リモコンが流行
・ただし学習リモコンの延長
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